トライアンフ埼玉南 スタッフ須田がトライアンフNEWクラシックシリーズを一気乗り!
並列二気筒270度クランク 1200ccエンジンモデル
スラクストン1200RS
まず一目見たときの豪華な装備。
オーリンズサスペンションやブレンボモノブロックキャリパー。
クラシックモデルに???と言う意見もあるかもしれませんが、私はここにトライアンフの本気を見た気がします。
ネオクラシックを牽引するトライアンフの本領は「走り」にあります。
ライディングモードにスポーツモードを搭載。
カフェレーサーの姿を持つスーパースポーツのような出立ちは本来トライアンフの目指しているモノではないでしょうか。
街乗りでは若干足回りの硬さを感じる事はありますが、ワインディングや高速道路でスポーティな走りをする場面では、旋回性の軽さやブレーキの安心感につながります。
個人的にはメーカーで作られたカスタムコンプリートのような完成度を見た目だけで選んでしまうのも有り!!と思っています。
スピードツイン1200
1938年に登場した初代スピードツインを2019年に復刻。
前後17インチキャストホイールを装備している事から非常に軽快なライディングを楽しめるモデルです。
スラクストン1200RSと共通の100PSのバーチカルツインエンジンを搭載しているので非常にパワフルなエンジンフィール。
前モデルからの変更点として倒立フォークを採用したのも軽快なライディングをより楽しめるものとなりました。
少し前かがみになるバーハンドルはスポーツライディングも日々のツーリングにも丁度いいポジションです。
現代的なクラシックな見た目に本気の走り性能を持たすトライアンフネオクラシックの代表格だと私は思います。
ボンネビルT120
ワインディングはもちろん、高速道路を多用するロングツーリングでもこのトルク感は強い味方になります。
ビッグツインエンジン特有の高速域での振動も少なく、あまり大きな声では言えない速度での巡航も驚く程楽にこなします。
評判の良いトラクションコントロールとモード切替えなど安全面にも配慮され、より高い次元での走りも可能となりました。
ゆっくりとしたペースでもハキハキとした走りでもオールマイティに乗れるのも良いです。
クルーズコントロールが標準装備なのも嬉しいですね!
ボンネビルボバー
1950年代のビンテージモーターサイクルを彷彿させる新開発のリジッド風フレームを骨格とするこの「ボンネビルボバー」は、新型1200ccエンジンと搭載するもののシート高690mmという非常にコンパクトなバイク。
小ぶりなシングルシートもホールド感が良く、見た目とは裏腹に乗り心地は大変快適。
乗り始めて体感するパワーはさすがに1200cc!更に新型ボンネビルシリーズの中で最も排気音が心地よく感じます。
ボバースタイルはクルーザー(アメリカン)とも見えますが、決定的に違うのはステップの位置。
ボンネビルボバーは信じられない位に峠道も得意とするバイクでしょう。
ボンネビルスピードマスター
ボンネビルボバーと共通点が多いこちらのモデル。
ワイドなハンドルとフォワードステップにより、快適な長距離ツーリングをソロでもタンデムでも楽しんでいただけます。
ホールド感抜群のシートなど優雅さはクラス随一。
車体は長く見えますが、ネイキッド並みの全長なのでワインディングも軽快。
ボバーに比べるとステップ位置が前にあるため少し気を遣う事もありますが、低重心で切り返しも軽く、どっかりとシートに座りトルクの塊のようなエンジンに任せて走れば快適そのものです。
スクランブラー1200
本物のオフロードを走るためのアドベンチャーマシン、スクランブラー1200シリーズ。
本物のスクランブラーを象徴するような右二本出しマフラー。正直クラシックシリーズというカテゴリーに入れていいのかという疑問さえ出てくるほどの高性能。
XEには慣性計測ユニット(IMU)が車体の傾きを検知しトラクションコントロールやABSを調整。オフロード性能を相当高めています。
非常に残念ながら私の身長だとシート高の高いXEはかなり足つきに不安が残り、オフロード走行する場合は足つきの良いXCの方が安心感がありました。クルーズコントロールが標準装備されているのも嬉しい装備です。
並列二気筒270度クランク 900ccエンジンモデル
スピードツイン900
初代モデルより10PS出力がアップし65PSを発生するハイトルクエンジン。
高すぎず低すぎないハンドル、クラス随一の軽量な車体と相まって走る場所を選びません。ちょっと気が向いた時にコーヒーでも飲みにいこう...そんなノリで気兼ねなく乗れるトライアンフです。
足着きも良いので大型バイク特有の心配もいりませんし、パワー不足も感じないのでベテランさんからビギナーさんまで幅広い方に楽しんでいただけると思います。更にお求めやすくなった車体本体価格で、もう文句のつけようがありません!
ボンネビルT100
新型900ccエンジンを搭載し、外観はよりクラシカルに仕上げられたT100。
兄貴分のT120と車体寸法は同じなのにまたがった時の重量感は明らかに軽く感じます。
スポークホイールのためかストリートツインよりは柔らかい乗り心地で高速道路で一気に距離を走ったときの快適性はT100の方が上でしょう。
空冷T100と同じ5速ミッションですがトルクが上がった分巡航速度も上がりました。
ストリートツインよりもハイトルク型に味付けを行い、同じエンジンでもここまで違う乗り味に仕上げられたのは、さすがトライアンフといったところでしょう!
スクランブラー900
右2本出しマフラーが目を引く元祖スクランブラー、評判のいい新型900ccエンジンを搭載しオフロード走行も楽しめる仕様です。
エンジンシリンダーを削りマフラーをギリギリまで内側に入れた事で、太ももの干渉も最小限となったのが嬉しいです。
パワフルで軽量な車体は足場の悪いオフロードでは強い味方となりそうです!
排気音も900ccシリーズの中では一番大きく感じます。
他モデルよりもサスペンションが柔らかいせいか、加速がとても速く感じます。
オフロード初心者の私も本気で未舗装路に挑戦してみたくなりました。