量産バイクとして世界最大排気量 2500㏄3気筒エンジン。
最大出力6000rpmで167PS。3500rpmという低回転から、7000rpmに引き上げられたレッドゾーンに至るまで怒濤のパワーを発揮するRocket3Rに限定カラーのChromeEditionが登場。
期間限定生産の限定モデルです。


トライアンフ埼玉南ではRocket3R ChromeEditionを店頭展示中です。
ぜひご覧下さい。
フルクロームメッキのタンク製作工程
クロームコレクションのボンネビルT120、スクランブラー1200、ボバー、スピードマスター、カフェレーサーのスラクストンRS、そしてロケット3の両モデルにはフルクロームメッキのタンクが搭載されます。タンクを見れば、手作業によるディテール加工と研磨と仕上げのレベルの高さは一目瞭然ですが、作業時間は塗装仕上げのスタンダードなタンクと比べて5時間以上も長くかかります。
研磨はクロームメッキの品質と仕上がりのカギであり、どんな小さな傷や欠陥も許されません。スタンダードなタンクでは20分ほど研磨してから塗装工程に移りますが、クロームコレクションのタンクは、新設された研磨専用ワークショップにて熟練の職人チームが最長3時間かけて、すべて手作業で研磨を行ないます。
クロームメッキを行なう工程では一度にタンクをひとつだけメッキ加工します。ひとつのタンクに要する時間は約1時間40分です。この工程では、超音波洗浄とすすぎの後、耐食性のあるニッケルメッキの下地を施し、上層に装飾クロームメッキを施します。すべての作業を最先端のクローム加工ラインで連続して実施します。クロームメッキの仕上がりを丁寧に検査した後、タンクをトライアンフの塗装チームに委ねます。


塗装工程ではまず、タンク形状に合わせて特別に製作された硬質樹脂製マスキングガイドを使用し、手作業でマスキングを行ないます。マスキングガイドの形状を正確になぞるには熟練の技が必要であり、スタンダードなタンクのマスキングに比べ、7倍ほど時間がかかります。次に、クロームメッキ表面に対して適切な接着力を発揮するように開発された専用のプライマーを塗布します。そしてタンクを再び検査し、塗装の最終工程に入ります。最終工程では、トライアンフが誇る世界クラスの塗装設備にて手作業で吹き付け塗装を行い、色を付けます。その後、マスキングを取り外し、再び検査をし、塗装とクロームメッキとの境を研磨で仕上げ、最終検査を経て、車両にタンクを取り付けます。